悪夢

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零時になると、俺と加奈はキスを交わした。 「クリスマスっていいね。」 彼女は頬を赤らめながら言った。 ここ最近、彼女と一緒に寝ることがなかった。 それは決してお互いに嫌がってたのではなく、ただ自分の仕事が忙しく時間が合わなかったのだ。 俺はプレゼントを取り出た。 「メリークリスマス。」 加奈は驚いた顔をしていた。 そして、すぐに笑顔になった。 彼女の表情は分かり易い。悲しい時は暗い顔をし、嬉しい時は笑顔でいる。 俺は彼女の笑顔が好きだ。 誰にも負けないくらい可愛い顔をする。 「結婚しよう。」 俺はそう言って、加奈の左手を取った。 その夜、俺は彼女を抱いた。
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