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和馬が留学して寂しかったけど、時がたつのは早く、高校生活もそれなりに楽しくて新しい友達も出来、毎日があっという間に過ぎていった。
もちろん、それなりに青春らしき恋愛もしてきた。
気が付けば高校生活が終わり、短大生活が始まり、そしてあっという間に成人式をむかえて社会人になっていた。
そう、あれから8年がたったのだ。
私も和馬も、もう23歳になっていた。
そしてそれは突然の連絡だった。
トゥルルルル…トゥルルルル……
『はい。もしもし柳原です。どちらさまですか?』
『あっ!その声は千夏?和馬だよ。』
『和馬……?………!!!えっ!?和馬!!どうしたの?久しぶりじゃん!!』
『そんなに驚かなくても!今日、日本に帰ってきて今千夏とよく遊んだ公園にいるんだけど、来てよ!』
『行く!行く!今から行くから待ってて!』
この時、こんなにも驚くべき事態が待ってるなんて予想もつかなかった……
というよりも、
予想など誰が出来るだろうか。
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