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その指先
変わることなく
私に触れて
嗚呼
海が開く
土が呼んでる
赤く染まるは太陽の雫
綻んだ足元から
蒼く蒼く
含んだ水分は何処へ
吐き出した
空気は
闇に葬られ
嗚呼
体が動かぬ
天が呼んでる
金に染まるは雲の雫
綻んだ頬から
紅く紅く
燃えた燃え屑は何処へ
目前は蒼く紅く
平伏すのは私か
背後には深紅の闇が
平伏すのは貴方か
雨音が私を濡らす
雨音が記憶を濡らす
風音が私を揺らす
風音が記憶を揺らす
いっそ空気は肺の中
行き渡るまで
あとどれくらい
吐き出した空気は天に召され
私の元へは帰ってこない
嗚呼
蒼が私を侵食する
紅は私を眠らせない
足元から含んだ水分は
未だに私に
この渇きに
青をください
嗚呼
天が私を見放していく
貴方は私を目覚めさせない
紅く燃える燃え屑は
未だに私に
この瞳に
貴方をください
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