一応季節はセンチメンタルな秋ってことで始めます

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あー!今日も来たんだあっ 木曜日の昼下がり、彼は今日もここへ来た。 yellowflower 黄色い花しか売ってないわけじゃないんだよ?w 幸せな花たちって意味があるの。 あたしの名前は蒼(そら)。 あたしは高校を卒業後、両親が経営してきた花屋で働いている。 花は昔っから好きだった。 きっと花好きの両親の影響なのだろう。 ここで働くのは全然苦じゃない。 むしろ好きな仕事で毎日が楽しい。 蒼「いらっしゃいませー」 白いトレーナーに黒いハーフパンツの部活帰りと思える格好の少年、京胡(けいご)に声をかけた。 京「お!蒼さん。こんにちはー」 端正な顔立ちの彼が蒼に向かって手を挙げた。 夏休み頃に彼女の誕生日に花をあげたいが、なにをあげたらいいかわからないので適当に花束を作ってほしい。と言われ、そこからいろいろな話をしているうちに仲良くなった。 今時花をプレゼントする男子高校生が少しおかしかったのもあったが、その日は客もあまり来ず、暇を持て余していたため、つい話し込んでしまった。 それからよく彼はここへ来るようになり、部活の話や学校でのこと、最近流行っているお笑い芸人や、彼女のことなど…たくさんの話をした。 そんなうちにあまり学生時代、男子との関わりがなかった蒼は知らず知らずのうちに京胡に惹かれていった。 彼女いるのにこんなおばさんに好かれるのなんて嫌だろうなあ。 今は20才。来月の誕生日で21才を迎える。 京胡はまだ17才だった。
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