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呼び声に反応し体を起こしたものの、それ以上の反応を示さない僕にしびれを切らしたのだろうか。 ドアのところで僕を呼んでいたと思われるその人は、僕の方へどんどん近づいてくる。 「おはよう、涼。」 「あぁ、楓か。ごめん、よく見えてなかった。」 僕の視認出来る距離、をとうに過ぎて、かなりの至近距離で挨拶してきた彼女。 楓 緑(かえで みどり) 僕の幼なじみ、のようなもの .
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