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『「教室を開けな」って言ってたよね?普通に開けるだけで良いのかな?』
目の前は02年05組の教室。
私はレインの言う通りに、その扉を引いた。
すると、またおかしな事が起きた。
02年05組の教室が、扉を開けると同時に、階段に変わっていた。
同じ要領で04組の扉を引くと、そこは調理室になっていた。
『そう言う事なんだ。』
ここは夢の中。
普通の事は通じない。
つまりは何が起こってもおかしくはないと言う事。
兎耳をはやした人。
猫耳と尻尾をはやした人。
次は何が起こるの?
私はそんな事を考えながら、階段を降りた。
階段を降りて着いた所は…さっき居た校舎とは別の校舎。
私の学校は、北館と南館に別れていて、普段では渡り廊下を渡らないといけない。
私が降りた階段は、普通に01階分だけなのに。
渡り廊下も渡ってないのに。
何故か北館の方に来てしまった。
やっぱり普通の事は通じないのね。
取り敢えず私は、目の前にあった理科室を開けた。
扉を開けるとそこは、音楽室にないた。
それに扉を開けると同時に爆音が流れて来て、私は突然の大音量に咄嗟に耳を塞ぎ、その場にしゃがみこんだ。
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