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耳が痛い。
何をしているの?
ここ音楽室だけど、この音量は…。
それに、良く見てみると何で音楽室にティーセットがあるの?
そう目の前には、大きなテーブルにティーセット。
だけど、ティーセットは全てバラバラに割れていて、お菓子は散乱している。
そんな中、テーブルの上に02人の男の人が…。
一人は黒いシルクハットに黒のベスト。
どこかのバーテンダーのような服装をしていて、もう一人は…白い兎の耳を持つ、白兎さんことユキルさん。
02人とも手にはギターを持っていて、それによく聴いてみるとユキルさんじゃない人の声…歌が聞こえる。
凄まじい爆音の中、私はこれ以上ないくらい大きな声でユキルさんを呼んだ。
『白兎さん!ユキルさん!!』
すると、私の声が聞こえたのかユキルさんの耳が少しピクリと動いて、ユキルさんが振り向いてくれた。
「はい?何?」
『ちょっと音を止めてもらって良いですか?お願いします。』
私がそう言うと、ユキルさんは落ちていたマイクを手に取って、もう一人に話しかけてくれた。
「おい帽子屋。止めてくれってさ。聞いてんのか?」
ユキルさんが話しかけたけれど、まだ爆音は止まらない。
ユキルさんの声が聞こえてないみたい。
すると…
「帽子屋!!!ウォッカ!!!!止めろって!!!ウォッカ!!!!!」
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