第一章

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「あれ、君は確か… そうだ! おとといコンビニで会った子だ! どうしたの?」 「いや、ちょっと村山先生に用があって…」 「村山先生は、午後から研修で帰られたよ。」 「ホントですか!?」 「ホントよ~ そんなしょーもないウソついてどーすんのよ。」 「ですよね~(笑) ところで、もし良かったら、メアドとかくれませんか?」 「メアド? メル友になりたいの? もちろん、いいよ~ 私、超デコメ使うよ~」 「マジすか!? ありがとうございます! じゃあ、赤外線で送って下さい。」 「待った! 学校でケータイ使うのは、NGだから、放課後にね。」 「はい! 楽しみにしてますね。 では、失礼しました~」 やった~ 倉本先生のメアドもらえるぞ~! 建人は、英数準備室を出てから、廊下で小さくスキップして行った。
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