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「それじゃみんな、準備はいいか?」
トトがタイムウォッチ片手に問う。
「ごめん黒神さんちょっと待って」
竹輪がトトにストップをかける。
ぐずぐずすんなっての、こっちは早く終わりにしたいの!!
「あの、桜さん」
「なぜそんな壁際にいて壁側を向いておられるのですか?」
「別に?どっち向こうがかってじゃない?つかあんたらだって私と同じ壁側向いてんじゃん」
「それはそうだけど……」
そう簡単な話、人が立てない壁際に立ち、壁側に向いていれば弾む胸を見られずに済む訳だ!
しかも私の横にトトを立たせる事により横からの鑑賞を防ぐ!因みにトトの向かい側は壁さ、これで見られる事は確実に無い!
「ささ、トト!始めちゃって!」
「あ、ああ、よーい」
「え、ちょっとまって待って!」
星くん達も反復横跳びの体制に入る。
よし、これで安心。
「スタート!」
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