第二章 正義執行人

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日本は変わる…変えられる。 マナーモードの名の下に- 「正義、善意の為に人を殺す…これのどこが正義だって言うんですか!?」 「智倉、一人を殺めることで良い世界になる、その行いを人は許される許されないと訊かれれば許されると言うはずだ。」 「それでは人を殺すことは非道徳的行為ではないと言うのかっ!」 「俺だってこんなこと…こんなことしたくねえよ…」 櫛田は、涙ぐましい声で口にする。 「確かに皮肉だよな…人を助けることが人を殺すことなんだから…」 「だったら!」 『そこまでです。』 その一声で櫛田は、絶命した。 否応無しに“男”の一引きによって
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