一章:ロリコンとは?

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ある程度の年齢がある人ならば、人生で一度は使用したことがあるでろう「ロリコン」という言葉。 使用者が、どこで、どんな風に、誰に対して使用したかは知らないが、この「ロリコン」のルーツを知っていての発言なのだろうか? まず、「ロリコン」のルーツとしてよく知られるのが、ナボコフ著の「ロリータ」という小説である。 この小説は簡単にいうと、中年男が少女に恋をするというものである(以下概要)。 「ロリータ」ナボコフ著 いわゆる変態(ヘンタイ科スタンダード属)がターゲット(少女)を狙いたいが、狙ったら社会的に死んじゃうという葛藤を描いた、世界的に大うけした小説である。 この「ロリータ」は少女の名前で、そこから転じて「ロリコン」になったとされている。 次に、「ロリコン」を語る上で最も重要な点である「ロリータ」の年齢について定義する。 一般的に(どこが一般?というのは置いといて)、「ロリータ」は小学校低学年~中学校の終わりまでと定義するのがポピュラーであるが、説によっては幼稚園(保育園)~小学校卒業までとも定義されることもある(アリス混同ロリータ説)。 作者は、割とストライクの幅を広くとり、心にゆとりを持つことを考えているので、幼稚園(保育園)~要認定審査を通った高校生までを「ロリータ」と定義(条件付二次成長後ロリータ説)し、ここからの話もこの定義を基に進めていく。 ここで、要認定審査を通った高校生について軽く触れておく。 まず要認定審査とは、「ロリータ」の選別に関して最も権威のある「日本ロリータ選抜委員会(通称:ロリ選)」(本部:秋葉原の某カフェテリア)が年4回(季節ごと)行う審査のことである。 審査内容は多く、審査を通る者も少ないのが現状である。 しかし、この審査を通った者は「選ばれた者」であり、「高校生ながらにロリータ」なのである。 「二次成長を終え、なおロリータ」は諸刃の剣である。 何故ならば腐る寸前であるが、果物は腐る寸前が1番美味しい。 つまり、条件付二次成長後ロリータ説を支持している者からすれば、1番美味しい「ロリータ」であると同時に、一歩間違えると猛毒となるトリカブトなのである。 さて、ここまでで「ロリコン」のルーツと「ロリータ」の定義について学んで頂けたと思う。 次回の更新では、「ロリコン」と呼ばれる要素、要件について述べる。 それまでに、以上のことを復習しておいてくれ。
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