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「えっと、改めて、…何か用?」
「何か用?じゃないですよ。今日は部活無いから帰りにゲーセン行こうって約束したじゃないですか。」
そういえばそうだった。マジでスマン。
「しっかりしてくださいよ。もう。ほら、行きましょう。」
そういって宮野は俺の机の上に散乱している教科書等を片付け始めた。
俺も机の横にかけてあるカバンを取り、手早く机の中のノートを詰め込んだ。
余談だが、俺は机の中にはノートしか入れない。
教科書はその都度カバンから取り出している。
なんせ高校の教科書は一冊が厚い上に資料集だとか単語本だとかがあって入りきらないからな。
そんなこんなでカバンに教材を全て詰め込んだ俺たちは、速やかに教室を去った。
それにしても、なかなか懐かしい夢だったな。
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