step 4

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「はい!」 夏子は笑顔で返した。 「あっ、まだ陸上部残ってるんです!」 夏子は陸上部を後回しにしたのを思い出した。 その時、誠の携帯が鳴った。 奈緒から至急戻るようにとの呼び出しだった。 「大丈夫ですよ!次何かあったら走って逃げます! それより奈緒先輩、待たせたらマズイですよ!」 夏子が真顔で言うと、誠は手を合わせてごめんと言い、校舎へと走っていった。 「さてと…」 誠を見送ると、夏子は今度こそ陸上部の集まる方へ歩いていった。
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