11人が本棚に入れています
本棚に追加
/142ページ
「はい!」
夏子は笑顔で返した。
「あっ、まだ陸上部残ってるんです!」
夏子は陸上部を後回しにしたのを思い出した。
その時、誠の携帯が鳴った。
奈緒から至急戻るようにとの呼び出しだった。
「大丈夫ですよ!次何かあったら走って逃げます!
それより奈緒先輩、待たせたらマズイですよ!」
夏子が真顔で言うと、誠は手を合わせてごめんと言い、校舎へと走っていった。
「さてと…」
誠を見送ると、夏子は今度こそ陸上部の集まる方へ歩いていった。
最初のコメントを投稿しよう!