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女生徒達の視線は一点に集中していた。
「超、かっこいい」
「こっち見てくれないかなぁ」
蒼太が動く度にため息がもれる。
蒼太はうんざりしたように女生徒達を避けた。
ふと、顔をあげた時、男がグラウンドの奥の方に走って行くのが見えた。
「?」
生徒がグラウンドを走っていてもおかしくはないのだが、それが生徒会長だったので、不思議に思った。
「会長?あんなに急いでどうしたんだ?」
蒼太は誠の姿を目で追っていた。
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