step 5

9/20
前へ
/142ページ
次へ
蒼太はその場に固まってしまった。 夏子はどんどん小さくなっていく。 夏子は怒っていた。でも何に対しての怒りなのかがわからなかった。 ただ黙って夏子を見ているしかなかった。 「なにあれ。こわぁい。」 地面に落ちたプリントをひろいながら女の子が言った。 蒼太はプリントを受け取ると、 「マネージャー。あんまりくっつくな。」 それだけ言うと、その場から離れた。
/142ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加