女嫌いと女

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ここでちょいと俺の家のについて説明しよう。二階建ての一軒家、玄関入って直ぐ右に階段があって前には廊下がありその途中にトイレと風呂その先にキッチンとリビングがある。 2階は上って直ぐの所に俺の部屋があってその正面に姉貴の部屋がある。 でも、2人暮しで一軒家って贅沢すぎると思うけど気にしない気にしない。 「あんた、いつまでそこに突っ立ってるのよ風邪ひくわよ風邪」 そういえばずっと玄関に突っ立てたわ~今まで。 まだ靴履いたまんまだし… てか今春だぞ!春!そう簡単に風邪ひくかってんだよ! ん、何だか鼻の辺りがムズムズしてきた…な… 「ハックショィ」 やべえ、本当に風邪ひいたかも。 「本当に風邪ひいたの?」 そう、言いながら姉貴が不安そうに近づく。 「ひいたかも……ハ…ハ…ハックショィ」 その夜、俺は自分の部屋で一人悲しく天井を眺めて過ごした。
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