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「光らしいですね、女に追い掛けられて逃げるだなんて」
俺らしいだと……俺は西にそんな目で見られていたのか……な~んかショックだ……
そうだよ、俺は女と喋んないよ喋んないからって……追い回されるのが俺らしいのか……
俺はショックのあまりそのまま顔を机に埋めた。
「お~い、生きてるかー」
「光君、大丈夫?」
「どんだけショック受けてるんですか?」
「生き返れ~中村」
生き返る前に生きてま~す……ん、あれ、確か俺は三人と話してた気がするんだけど……
恐る恐る顔を机から離すとそこには我が担任である平先が中腰の状態で俺の顔を覗いていた……
「何で!平先居るの!」
咄嗟の事だったので無駄に大きい声を出してしまった。その大きさのあまりに女からうるさいという言葉を貰ってしまった。
……黙ってろ女め
「時計を見ろ時計をHRの時間だ」
時計を見る、うん、8時25分です。
「5分早ーよ!!」
いつも、HRは30分だろーが平先!
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