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「アンタ、あの時私にぶつかって来た」
まさかだ、まさか此処であの女に会うとは……
「光君~、説明をしてもらいましょうか」
やばい、裕也の体から殺気が溢れ出てる……
「中村、お前から女にぶつかるなんてどうしたんだ?」
さすがの平先も目を丸くして驚いている。いや、平先だけじゃなくクラス全員が俺の事を注目している。
「ゴホン、えー、それはですねー、3日前に外出した時雨が降り出したから走って帰ってる途中に雨で視界消えてぶつかっちゃったんですよー、ハハハハハ」
……恥ずかしい、女との事について話すの久しぶりだからなかなりハズい
「じゃあ、さっき話してた女って木野さんの事か?」
「そうだい、裕也」
「えっ、ちょっ、話してたって何?えーと裕也君?」
かなり驚いている顔をしてる木野。まぁ、他人に自分の事を話されていたら例え褒められてても嫌だからな。
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