女嫌いと女

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女店員の事を無視して俺は右側にある階段を昇った。 二階の左側の一番端っこの方で一人悲しく照り焼きバーガーを食った。 そしてクマドで飯を食い終えた俺は店から出た。途中さっきの女店員がまた謝りに来ていたが無視してそのまま素通りした。 風は強いけど雨が少なかったので濡れるのを覚悟してここから15分先にある自分ん家に向かって足を進めた。 風強えーし、雨も弱かったけど強くなってないか?早く家に着かないと風邪ひくぞこりゃ走って帰らなければ! てな訳で、俺は走った。 走ってるせいか雨雫が顔にバチバチと音をたて当たってやがる。そのせいで俺の顔はかなり痛くなってきている。 まぁ、俺の顔だって耐えるのには限界がある訳で…… 痛!イタタタタ、目に雨が雨が入った!!痛い超痛いし視界が少しぼやけて見える! クソったれ!このままだと前が見えない。 待てよ、そしたら人か物にぶつかる可能性が…? 「――きゃぁ」 当たっちまった…声からして女だ。
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