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「ふ~、おっさんらのモリは疲れるゎ…」
いやいや井ノ上さん…タクシー呼ぶタイミングは凄かったけど…他なにもしてませんやん!
俺は心の中で呟いた………。
「今から歓迎会しよか? 飲みに行こ駅前戻ろ…」
井ノ上兄貴の誘いを断る理由はなかった。
兄貴に連れられた
“スナック純”
10席程のカウンターのみの小さなお店はお客ゼロ。
推定50代のママと…推定40代ホステスさんが二人。
「井ノ上さんいらっしゃい♪」
と…、やっとお客来た~~って感じの笑顔で迎えてくれた。
「あら、はじめましてですね♪井ノ上さん紹介してょ♪」
「今日、神戸から来た新入社員や…22歳らしいで…」
「ま~可愛い♪食べちゃいたいゎ」
いやいや食べていらん…と、心の中で呟いた。。。。
アニキはリザーブをロックで、ヘタレな俺は水割りで…。
「ね~彼女はいるの?」
「学生ん時は何してたの?」
「お酒は強いの?」
「群馬はハジメて?」
二人の熟女の質問攻めが始まった……
井ノ上兄貴はニコヤかに笑っていた…。
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