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ナスタチウム『それで…積んでいた洗濯物や枕カバー、シーツの雪崩に巻き込まれたと?』
ケッパー『うんι』
ナスタチウムは苦笑いした
ケッパーがちょっとドジなのは知っていたが、ちょっとこれはドジで済まないレベルだったからだ
目の前には……洗濯物、シーツ、枕カバーがごちゃ混ぜになった状態で山になっていたからだ
アニス『とりあえず、急いでわけて洗濯をしてしまいましょう』
ナスタチウム『そうね……ι』
ケッパー『うん…ι
二人共、ごめんねι』
ナスタチウム『別に大丈夫よ』
アニス『いえいえ』
三人は急いで洗濯物を分けて、5台ある洗濯機のうちの3つに各々…シーツ、枕カバー、その他の洗濯物を入れて電源を入れた
アニス『これで後は、終わるのを待つだけですね』
ナスタチウム『ええ……ちょっと予想外だったけどι』
ケッパー『本当にありがとねι』
三人はかなり体力を使ったらしく、ヘトヘトになってしまっていた
ナスタチウム『ところで、オレガノはどうしたの?
普段なら一緒にいるのに』
ケッパー『オレガノちゃんは、階段を掃除してるよ~』
アニス『一人で……ですか?』
ケッパー『……アンジェリカと一緒にι』
アニス・ナスタチウム『………ι』
〔絶対、オレガノはヘトヘトになってる〕
二人はそう思って、苦笑いを浮かべていた
アンジェリカは、同じメイド仲間なのだが……掃除に関しては鬼といっても過言ではないくらいにこだわるからだ
ケッパー『オレガノちゃん、大丈夫かなぁ?』
ナスタチウム『洗濯は私達でやっておくから、オレガノのサポートに……』
オレガノ『もう終わりました』
三人が振り向くと、メイド仲間でケッパーの相棒のオレガノが立っていた
ケッパー『あ、オレガノちゃん♪』
アニス『大丈夫ですか?』
オレガノ『何とか大丈夫ですι
手際よくやってササッと終えましたからι』
ナスタチウム『そう……ι』
オレガノ『ところで……これは一体、何があったのです?』
ケッパー『またドジっちゃったι』
オレガノ『そう…ι』
オレガノはケッパーの一言で何があったのか察したのかメイド服の袖を捲った
オレガノ『私も手伝います、他の場所は全て終わってましたし……後は此処だけですから』
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