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-ん・・・誰・・?
私を呼んでるのは・・・・
パチッ
玲「ぉ・・・? 朝?」
一冊の本を顔に伏せたままの状態で
私は目を覚ました。
本のタイトルは「家族を失うと」。
玲「もうっ! 朱音がこんな本読ませるからセンチになったまま寝て、変な夢まで見ちゃったじゃん・・・・。」
私は浅田 玲音。
親はいない。一匹女狼ってやつ。
2年前に親は事故。
弟たちは親戚んとこ。
なぜか私はそこにいくとかが嫌で、一人で頑張ってる。
そんな私も高校生。
なんとか一人でも抱えきれる学費の余裕ある高校に
進学はできたけど、
人生って楽なもんじゃない。
玲「あぁ、入学式、知らんやつばっか。まぁしかたないけどー。」
パンを2枚ほどで済ませる朝食。
この日が当たり前のように願う時間を
正直作る暇なんてなかった。
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