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「っるっせぇなぁ💢💢💢てめぇらが暑さ振りまいてんだろうがぁ💢諸悪の根元共ぉ💢」
暑さに疲れてか、女共にほとほと呆れかえってか、こちらもイライラしている、二年二組、流山光明。HSK部音声補佐担当。
一言で例えると金髪もやし野郎。
一見ヤンチャな兄ちゃんっぽいが「今は」普通の高校二年生。詳しくは櫻圓の日記「光明×海里編」をご覧下さい。
役割で言うと、ワン○ースのゾロみたいな感じ。
「大体、今日ここに集まったのは、昨日の事後処理のためでしょう?コレをちゃんとしとかなきゃ、HSK発動はおろか、HSK部の活動も危うくなっちゃうんだよ?まったく💨八尋も美るても光明君も、いつも好きなだけ暴れまわって💨おまけに蒼司まで加わるし💨指示通り動いてくれなきゃ💨このままじゃHSKの名前も剥奪されちゃうよ💨」
優等生海里ちゃんお帰り。
「へーへー💨今度から気をつけますよぉ~っと✋」
八尋もやっと落ち着いた感じ。
と、美るてがふと目をやると、窓際で一人佇む少年が。
「……?美桜君、どしたの?」
「んぁ……別に💨」
美桜君とは。
一年一組、紺屋町美桜。HSK部アナウンス兼脚本・構成担当。
女の子みたいな容姿で、よく八尋達に女装させられたり、一部の男子生徒に気に入られたりと、受難のふりかかるHSK部のマスコット。
海里の弟で、美るての彼氏。
「…美桜君……?本当にどしたの?」
心配そうな美るて。
「どーしたぁ?みーくん(笑)ラグビー部の主将にでもケツ掘られたかぁ?😁?」
最低な八尋。
「…………下でジュース買ってくる✋お前らお茶とカルピスで良いよな✋」
八尋の最低な冗談もそっけなくかわし、ジュースを買いにいく美桜。
「あっ…待って、美桜君っ💦💦💦私も……」
追いかける美るて。 何だかんだで、ちょっと心配な一向。
「ねぇ海里ぃ。どしたの?あんたの弟。」
八尋もやっぱり心配。
「うん……。うちの向かいに住んでたおじいちゃんが、昨日亡くなったの。私と美桜が小学生の時、父さんと母さんが留守の時はいつもそこのおじいちゃんにお世話になってて、特に美桜は小さい時からそこのおじいちゃんに遊んでもらっててね…💨」
「……なるほどねぇ。感傷にひたってるってやつか。」
「仲川、あんまりちょっかい出すなよ💨」「お前に言われなくても、分かってるよぉ✋」美桜、だいぶ傷心の様子。こりゃ光明の言う通り、そっとしておいた方が良いな。
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