青年

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と同時に、勇一は栄養ドリンクを飲もうと、袋から一本リポビタンDを取り出す。 …因みに。 魅月や勇一の研究室の広さは10畳あり、ガスコンロ、冷蔵庫、流し台が付いている。 そして、PCの机や研究の為のブツ、大きな本棚のような資料入れ等がある為、若干窮屈ではあるが、2人で生活する十分な広さはある。 魅月は毎日通うような形でこの研究室に来る。 反対に、勇一は毎日ここで暮らしている。 理由を聞くと『電気代とかガス代とか節約出来んじゃん。』という、なんともケチな理由だった。 しかし、そのお陰か、彼の貯金は大学生とは思えない程、かなりてんこ盛りなのだった。 リポビタンDを飲み干し、空きビンを自身の机に置いた勇一は、 『あ、そうだ、花映塚やろうぜ?花映塚~。』 と魅月に言った。 魅月『は? お前本気で言ってんのか? この前滅茶苦茶ハンデ付けてやったのに、すぐ死んだじゃん。 そんな暇あったらカオス理論でも調べてろ。』 勇一『そんな固いこと言うなよ~。 それに、お前に負けたその日から、毎晩練習したんだぜ? 絶対対等に戦えるようになってるはずだ。』 魅月『毎晩つったって…。 俺は中坊の時から東方やってんだぜ? そんな早く、差が詰まるとは思えないが。』 勇一『そんな事分かってるって。 いいからやってくれよ~。 一戦だけで良いから~。』 魅月『生姜ないな~。 一戦だけだぞ?』
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