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花映塚とは―
弾幕シューティングでは珍しい、対戦型シューティングゲームである。
ゲームレベルは彼岸花。
魅月はてゐでハンデフル(ライフ0、5)に設定し、勇一は映姫でハンデレス(ライフ5)に設定している。
勇一『(これなら絶対勝てるだろ)』
魅月『…(面倒だ)』
―数分後―
勇一『勝てねぇ~!!』
あまりにもあっけなく負けた勇一。
魅月『もっと練習しろよ(笑)』
あんなにハンデがあったのにも関わらす、余裕で勝ってしまった魅月。
こんなに差があるのは、勇一が弱すぎるという訳ではなく、魅月が強すぎる為である。
勇一『くっ…こんなにあっさり負けるなんて…。』
魅月『いや、だからもっと練習すれば――――
ッ!?』
《練習すればいいのに》と言いかけた途端、魅月の頭に激痛が走った。
そのまま机にもたれ込むように倒れる魅月。
勇一『お…オイ!
大丈夫かッ!?』
魅月『…………』
魅月からは何の返事もない。
勇一は素早く、自分の手を魅月の胸に当て、耳を口元に近づけた。
勇一『良かった…。
息はある…。』
疲労による貧血と勇一は予測し、すぐさま椅子と椅子を合わせて簡易ベッドを作り、魅月の体を横にして、医学に詳しい友人を急いで探しに行く事にした。
勇一『…ったく…。
疲れたなら疲れたって言えっつの…。』
走りながら勇一は呟いた―――
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