23人が本棚に入れています
本棚に追加
?『霊夢はいるかしら?』
外から声がする。
こんな真夏日にお客さんが来るなんて珍しい。
のそのそと正面まで歩み寄り、引き戸を開けると…
霊夢『あら、紫じゃない』
正面に立っていたのは紫だった。
霊夢『珍しいわね、あんたが律儀に正面から入るなんて。』
紫『ちょっとした訳があるのよ。』
紫はいつも能力(境界を操る程度の能力)で、私の目の前にいきなり現れたりする。
霊夢『っで、こんな熱い日に何の用なの?
熱いお茶なら幾らでも注いであげるわよ。』
紫『…遠慮しておくわ…。
それより、また新たな異変の匂いがしたのよ。
近い内に何かありそうな気がしてね。』
霊夢『…。』
紫の言う事は断じて信じたくないが、大体いつも的中してしまう。
霊夢『地霊殿で馬鹿ガラスを退治したばっかりだっていうのに…。
面倒だわ…。』
紫『ウフフ…そうね。
だけど、あなたなら異変の一つや2つ、
痛くも痒くもないと思うんだけど?』
霊夢『いや、普通にキツいわよ(怒)
で、どんな異変か予想はついてるの?』
霊夢が怒り気味に尋ねた。
最初のコメントを投稿しよう!