孫策死す

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陸遜:よさないか!大の大人が! 愼火:全くだ! ごろつき:なんだてめぇら! 胸ぐらを離して ??:痛えな! ごろつき:このやろう! 陸遜を殴ろうとしたが反対に投げられてしまった! ごろつき:お前だけでも! 愼火にも殴ろうとしたが棒術で腹を突かれ膝をついた ごろつき:覚えてろ! ??:全く余計な事しやがって! 陸遜:えっ? 愼火:せっかく助けてやったのに!何だその言いぐさは! ??:でもその腰に着けてるのは炎烈咳だろ!見せな! そう言うと陸遜のマントを手で羽織った! ??:深紅の炎烈咳!紅の武者! 凌統:俺は凌統今日から兄貴って呼ばせてくれよな! 陸遜:は? 凌統:兄貴ちょっと待っててくれよ! 暫くすると凌統は桃の枝を持ってきた! 凌統:兄貴は此を持って! 陸遜:ああ! そう言うと凌統は何やらいい始めた! 凌統:同年同月に産まれなくても願わくは同年同月に死す事を此処に誓うそれを破れば八つ裂きをもくしましょう! 此で俺と兄貴は義兄弟だ! 陸遜:えっ!? 愼火:いきなりだなおい!(苦笑いをしながら) まあいいじゃねえか!陸遜!桃の花達もそうしろってよ! 桃の花が風に揺られて花弁が陸遜達の前で舞う 凌統:俺ん家もうすぐ着くよ! 愼火:やっと食い物にありつけるぜ! 凌統:愼火もああ言ってるしよ! 陸遜:ああ!じゃあお邪魔するか 凌統:兄貴も愼火も宿決めてないんならずっと泊まってていいんだぜ!親父が言ってたんだ紅の武者の志は見上げたものだって! さあ着いたぜ! 凌操:何をしてたんだ凌統? 凌統:俺兄貴と義兄弟の契りを結んだんだ!凌操:子供染みた真似を・・・ 凌統:父上だって言ってたじゃないか紅の武者の志は見上げたものだって! 凌操:志は認める!だがその方には迷いが見える!(陸遜を見ながら) 陸遜:ザイアの旅をしていて分かったのですこの剣一つでは民を救えないと! 凌操:その方ら名を何と言う? 愼火:俺は愼火武には自信があります! 凌操:愼火か只者ではないな! 陸遜:私は陸遜伯言と申します! 凌操:陸遜‼では陸家の! 凌統:陸家だって‼ 凌操:陸遜生き急ぐな!お前はまだ若い 明日孫権様の即位の式がある遅れず来いよ!凌統:遅れるはずないじゃないですか孫権じゃなくて我が君の即位の式なんだから! 凌操:お前はまだ子供だからな! 凌統:私はもう子供じゃありません!
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