呉の国

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一方その頃呉の都建業では玉璽の事和戦両論が繰り広げられていた 孫策:今玉璽の力を得なければ小国である呉は滅んでしまう!今こそ玉璽の力を得るときぞ! 周瑜:私も伯符と同意見だ!魏の曹操夏工の黄祖など玉璽を狙う輩は5万といる!今こそ我々孫呉が飛び立つ時ぞ! この賛成の二人の一人孫策伯符は孫呉の君主である!若くして小覇王と呼ばれし猛者!もう一人の男は周瑜公謹孫策とは義兄弟である呉の軍師である 張昭:それだけはなりませんぞ!孫策様!玉璽は厳かに守り抜く物!悪戯に玉璽の力を使えば何が起こるか分かりませぬ! 張宏:張昭の言う通りにございます!玉璽とは代々名門陸家が守りし物!玉璽だけはなりませぬ!何かあってからでは遅いですぞ! この反対の二人は張昭と張宏と言って呉の国での外交や内政はこの二人がその軸と言っても依存はないくらいすごいらしい 孫策:分かってるよ分かってるけど玉璽の力は必要なんだ・・・張昭達の意見が悪い訳ではない少し時間をくれ・・・ 張昭・張宏:はっ! 太史慈:くそ!玉璽は必要なのに何故それが分からねえ! 凌操:落ち着け太史慈張昭殿達の意見も一理ある 太史慈:凌操!てめぇどっちの味方なんだ!周瑜:落ち着け太史慈! 太史慈:周瑜・・・ああ分かったよ! 今の二人は太史慈と凌操と言って孫呉の猛将である! 周瑜:伯符は少し時間をくれと言っていた明日にはどうするか決まるだろう!それよりも物見からの知らせでは夏工の黄祖が動き始めたらしい!朱治!程普!韓当将軍らには国境の警備を命ずる! 朱治:お任せを! 程普:一兵も逃さず見張ります! 韓当:我々にお任せを! この三人朱治・程普・韓当は亡き孫堅様の代から仕えている宿将である!故に信頼が厚いのだ 孫策:さてどうしたものか確かに張昭達の意見も分かるが・・・玉璽がなくてはやはり・・・う~ん 玉璽とはそもそも亡き孫堅殿が反董卓連合の際に焼け跡の洛陽の古井戸にて見つけた物を孫策に託したのである! 孫策:・・・よし!あす皆の前で話そう!
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