ドロップ

2/2
102人が本棚に入れています
本棚に追加
/554ページ
僕たち兄弟は ある日の晩 明日から出かけるから 出掛ける用意をしろと 父親にゆわれた 「明日から出掛ける?」その疑問とは 裏腹にリュックを 取り出し、服を 詰め始めた 数少ない服を 詰めていると 「なにしとんじゃ! パンツだけでぇぇ。」 という言葉が 飛んできた 翌朝下着だけが 詰まったリュックを 背負い、最寄り駅まで 歩いた そこのキヨスクで 僕はドロップを 見つけてしまった 「ドロップが食べたいな!!」勿論 節子風に言ったつもりだ 僕はドロップを 手にすることが出来た カチャカチャ言わせながら僕はドロップを 嬉しさいっぱいで 頬張った 自分たちが今どこに むかっているかも 知らないままに…
/554ページ

最初のコメントを投稿しよう!