1話)幽霊とうるさい人形

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退屈な古典の授業も終わり次の授業は英語 世界史 化学 昼休みを挟み 日本史 英語二 漢文 俺は数学という二次方程式やらなんやらから逃げたいばかりに二年生から選べる文系コースというもにした。 それがそもそもの間違えだったのだ、今日この授業を見る限り少なくても一つだけ共通点がある それは全て暗記物… 一年の最後に二年文系コースの時間割を見た時俺は一瞬恐怖のあまり開いた口が塞がらなかった。 俺の頭の辞書に暗記という二文字がないからである。 「さて帰るか…」 席を立ち荷物をまとめようとした時小やかましい声が俺の右耳から左耳へと貫いた。 「さっさっづ~一緒に帰ろうぜ~」 小やかましい声の正体は分かっている小学生の時から一緒につるんでいる。 石田 隼人 石田のテンションの高さについていけず、うぜーと零してしまった。
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