1話)幽霊とうるさい人形

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「アニメランド到着!!」 そういやアニメランドと言う名前だったな篠田… 篠田の万遍な笑みと石田のはしゃぎように軽く…いや深く引いたがしょうがなく中に入る、まばゆい光りが一瞬俺の視界を奪うがすぐに可愛いらしいフィギュア達がニコリと俺達を歓迎してきた…気がする。 そっから各自見たい物が違うらしく行動となり俺達は散らばった。三階建てのデパート並に広い店内に圧倒されながら俺は適当に店内をふらふらと歩く。 「人形やら写真やらいっぱいあるんだな…この人形…メッチャ可愛い…」 と一体のフィギュアを持ちニヤつく。 「いかんいかんこれではあいつらと同類ではないか!!」 独り言が大き過ぎた周りの店員も客も軽く引いていて俺はフィギュアを戻そうとした時だった 『ねぇあんた気持ち悪いよ!胸とか触んないで!!』 居たか!やっぱり居たか!!こんだけフィギュアがいっぱいあれば一体はいると思ったがやっぱり居たか… 人形に取り憑く幽霊!! そうあの髪が伸びる日本人形と同じ類だ。俺はこう言うのや九十九神が1番幽霊の中で嫌いだ!! 何か物に馬鹿にされてるみたいで無償に腹が立つ。 俺はそいつにいっぱつデコピンをかましその場から立ち去った。 『いた~い!今に見てなさいよ!! ふふ…呪い殺してやるから…』
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