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ある日を境に古泉(お前)は俺の前からいなくなった。
学校にも部室にもお前はいない。俺にも他のやつにも古泉は姿を現すことはなくなった。
そんな日が経つ度に俺は古泉のことを考えるようになってしまっていた
そんな風に今日もあいつのことを考えていると、
「 古泉 一樹 という存在に何等か接触した者の 古泉 一樹 に関する情報及び記憶が消滅しつつある 」
「は…?」
少しはやめに来た部室で長門にいきなり挨拶がわりに言われた一言。
なに言ってんだこいつ…まず会ってそれか?てかなんだって?
古泉?あいつに一体なにがあったんだよ?
そんな俺の思考を見透かすように長門は読んでいた本から俺へと視線を向けた。
「……どういうことだ?」
「原因はまだわからない。でも彼に関する記憶が消えつつあるのは事実。彼に関する記憶が消えたものはまるで最初からそこにいなかったかのように認識し世界は動くよう作用している、こんな情報を操ることを出来るのは私と同じヒューマロイドか、」
「ハルヒ…か、でもなんで古泉を消す必要がある?あいつはハルヒに願われているからいんだろ?今更なぜ消す必要がある?」
「わからない…でも、
私も貴方も一定の期間中に古泉 一樹の記憶(情報)が消滅するのは確か。」
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