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「あ、恭弥くんだ!!恭弥くーん」
まただ。僕の名前を呼びながら笑顔で走ってくる彼女を見て、草壁が僕をチラリと見るが、僕が一睨みすれば、慌てて目を逸らした。
「恭弥くん何してたの?」
煩い
「私図書室に行こうとしてたんだけど何故かつかなくって…」
煩い
「ねぇ恭弥くん、図書室はどうやって行けばいい?」
煩い煩い煩いっ
ガンッ
気が付いたら僕は、彼女の顔のすぐ横の壁を、トンファーで殴っていた。
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