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ホントは無いが、そんな事を知ってか知らずか二人は
「そうなの?さいなら~」
「じゃあな、夏休み明けるまで死ぬなよー」
疑う事なく、そんな事を言って来た。
…しかも諒だけが、縁起わりい事をぬかしやがった。
「どんな事があったら、死ぬってんだ?」
「いやーほら、事故とか火事とか?」
「んなことは、決して無いわっ」
そして、二人とは別れて帰路につく。
「あーあ。明日は暇になっちまったなぁ。どうすっかな?」
「まぁ、時間つぶすぐらい、どうとでもなるか」
と、独り言を呟く。
この時、龍平はまだ時間つぶしじゃ利かない出来事が起ころうとしていることを、まだ知る由もなかった。
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