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修業スタートから一週間―
「さて、昨日の副作用はもう治まってるわね?」
「おう。びっくりするぐらい」
副作用とは、ドーピング剤を使ったことによる、ひどい発熱、激痛が龍平を襲っていた。
『ぜはー、ぜはー…』
『龍ちゃん!しっかりして!リーチさん、何とかして!』
百合は知らなかったため、慌てていたがリーチから、「大丈夫」と聞くと、ほっとしたようだったが、それでも心配だったようで、一晩中龍平の側にいたのだ。もちろんリーチも。
「ホントに心配したんだからね…」
と百合が言う。
「すまんかったな、百合」
龍平は謝ると、百合は
「修業まだあるんだよね?大怪我だけはしないでよ?」
と、龍平を心配して言った。
「おう!」
「じゃあ、私バイト行ってくるねっ」
百合は、そう言ってアパートを出る。
「「行ってらっしゃい!」」
龍平とリーチは見送った。
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