恐怖其の壱 断末魔

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「ん~…朝か~…」 朝起きて時計を見ると8時…にじゅっ…ぷん…? 「遅刻だぁぁぁ!!」 「朝っぱらからうるせぇぇぇ!!!!」 俺の名前は天明寺 聖夜(てんみょうじ せいや)。高校生の17歳さ!!朝っぱらから俺以上の大声で怒鳴った人は俺の母さんだ。 聖夜「あんたの方がうるさいわぁぁぁ!!」 俺は着替えながら階段を降りて母さんに言った。 母さん「あん!?母親をあんた呼ばわりするとはどういう事だぁ!!」 この人が俺の母さん。名前?…なんだったっけ…まぁ、年は40歳だ。 聖夜「はいはい、すいませんでした!!それよりも早くしねぇと遅刻するんだよ!! CHI☆KO☆KU☆」 母さん「DA☆MA☆RE☆」 他の人から見れば変な家族だけど俺と母さんはいつもこんな感じ。これが普通なんだ。え?父さん?さぁ…仕事にでも行ったんじゃない?…うん。絶対そうだ… 聖夜「いってきます!!」 俺はパンを口に加えて家を出た。 古いとか言わないで… ともかく全力で走らないと間に合わないな… タッタッタッタッタッ… 聖夜「ゼェ…ハァ…ゼェ…ハァ…」 家から学校まで最低でも20分はかかる…学校に着いてないといけない時間は8時30分…今の時刻は8時25分…このまま走り続ければ多分…いや、おそらく…いや、絶対に…… 遅れる!!www 俺は若干諦めながらも全力で走った。 タッタッタッタッタッ… 全力で走っていると、後ろから誰かの足音が聞こえてきた。これは走ってる足音だから多分俺と同じで遅刻しそうな奴だろ。
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