恐怖其の弐 奇妙メール

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聖夜「ふぅ…ま、凌空にもいろいろあるんだろ。明日すぐ紅葉のところに来て土下座してるって」 紅葉「うん、そうだね。じゃあ、もう一回だけメール送っとくよ」 純平「いいな~、俺も兄思いの妹欲しいな~」 聖夜「神はお前に妹が出来たら良からぬ事をすると思ったんだろう」 純平「おぉ…神よ…一度でいいから過ちをお許し下さい…」 紅葉「きゃわぁっ!?」 聖夜「どうした紅葉!?」 純平「ハァハァ…!!アヤマチヲオユルシクダサイ…!!」 俺は純平にエルボーを決めて紅葉に近寄った。 紅葉「あぁ、大丈夫大丈夫。間違えて数字だらけになっちゃっただけだから」 聖夜「数字だらけ?」 紅葉「うん。予測変換でちょっとミスすると数字だらけになっちゃうんだよ」 予測変換…数字だらけ…? 俺はハッとなり、ポケットから携帯を出して昨日のメールを確認した。 聖夜「(昨日のこのメールも文字が数字になったのか…?だとすればこのメールの内容は…)」 紅葉「ど、どうしたの?そんな怖い顔して…」 聖夜「あ…わ、悪い…てかそんな怖い顔してたか俺?」
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