恐怖其の壱 断末魔

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???「ハァ…ハァ…ち…こ…くぅぅぅ…ハァ…ハァ…」 振り向くと、そこには、肩よりちょっと長めの茶色い髪で、身長は俺の肩ぐらいの見慣れた女の子の顔があった。因みに俺の身長は176cm 俺「お…い…息…上がってんぞ…ハァ…ハァ…だい…じょうぶか…?」 ???「あ…れ…?ハァハァ…聖夜…?ハァハァ…おは…よう…ハァ…ハァ…というか聖夜…だって…ハァ…ハァ…息…ハァハァ…上がってるよ…?」 俺「うる…さい…お前ほど…じゃねぇ…」 ???「ハァ…ハァ…テヘヘ……」 こいつの名前は結城 可憐(ゆうき かれん) こいつとは幼なじみで、保育園からの付き合いだ。こいつは可愛いし、性格もいいから昔からモテてて、男から告白をされるのは日常茶飯事なんだが全て告白を断り続け、一度も付き合った事が無いらしい。 全く…勿体ないな…告白してきた奴の中で凄いカッコいい奴とかいたのにどうして断るんだ?まさか好きな奴がいるとか… いや、多分無いな 可憐「聖夜?時間…大丈夫なの?」 聖夜「え?」 俺は携帯を取り出し、時間を見た。 8時27分… 聖夜「ギャアアアア!!」 可憐「ど、どうしたの?」 聖夜「終わった…もう…間に合わない……いや、まだ可能性はある…たった1%の可能性でもいい……俺はその可能性にかけて今出せる俺の全てを使って走る!!!!」
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