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聖夜「ハァ…ハァ…ハァ…」
俺は暗い校舎を無我夢中で駆け抜けた。恐怖からか心臓の鼓動が速くなり、早くも息がきれていた。しかし足を止めてはいけない…!!あの白い何かに捕まったら確実に死ぬ…!!
聖夜「グッ…ハァハァハァ……」
でも、もう体力の限界だ…何処かに逃げ込んで隠れよう…!!
そう思い、懐中電灯で辺りを照らすと教室が見えた。
聖夜「(あそこだ…!!)」
俺は教室に逃げ込み、ドアを閉めた。
聖夜「ハァ…ハァ…」
何とか逃げ切れただろうか…それよりもあの聞き覚えのある喉が潰れたような声…まさかアイツが俺にメールを…
ガタガタガタ!!
聖夜「っ!!」
今…ロッカーが…動いた…?
何かいる…!!
俺は護身用のナイフを持ちながらロッカーに近付き、持ち手を掴んだ。
聖夜「誰だ!?」
俺はロッカーを勢いよく開け、懐中電灯を当てた。
???「うぇぇあああ!?ごごごごめんなさぁぁぁい!!ぼぼぼ僕はあなたの仲間ですぅぅぅ!!」
聖夜「じゅ、純平!?」
そこには、震えながら怯えている純平がいた。
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