恐怖其の参 脱出不可能

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聖夜「ハァ…ハァ…ハァ…」 俺は暗い校舎を無我夢中で駆け抜けた。恐怖からか心臓の鼓動が速くなり、早くも息がきれていた。しかし足を止めてはいけない…!!あの白い何かに捕まったら確実に死ぬ…!! 聖夜「グッ…ハァハァハァ……」 でも、もう体力の限界だ…何処かに逃げ込んで隠れよう…!! そう思い、懐中電灯で辺りを照らすと教室が見えた。 聖夜「(あそこだ…!!)」 俺は教室に逃げ込み、ドアを閉めた。 聖夜「ハァ…ハァ…」 何とか逃げ切れただろうか…それよりもあの聞き覚えのある喉が潰れたような声…まさかアイツが俺にメールを… ガタガタガタ!! 聖夜「っ!!」 今…ロッカーが…動いた…? 何かいる…!! 俺は護身用のナイフを持ちながらロッカーに近付き、持ち手を掴んだ。 聖夜「誰だ!?」 俺はロッカーを勢いよく開け、懐中電灯を当てた。 ???「うぇぇあああ!?ごごごごめんなさぁぁぁい!!ぼぼぼ僕はあなたの仲間ですぅぅぅ!!」 聖夜「じゅ、純平!?」 そこには、震えながら怯えている純平がいた。
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