恐怖其の参 脱出不可能

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聖夜「……っ」 冷や汗が頬を伝う… 口の中が乾き、独特の嫌な匂いが口の中に広がる… 落ち着け…純平みたいにクラスの…学校の誰かが俺達と似たようなメールを見て学校に来たが怖くなって教卓のとこに隠れてるに違いない… 聖夜「(くっ…何を怖がってるんだ俺は…考え過ぎて何もかもが恐怖に思えてくる…そうだよ。あの白い“何か”だって怖がり過ぎて見えた幻覚に違いない…あの断末魔だって…)」 頭がぐるぐると回る…頭が痛い… これは俺の現実逃避かも知れない…でもそう思わなければ恐怖でどうにかなりそうだ… 俺はゆっくりと教卓に近付いていった。 純平「お、おい!聖也!!危ねぇよ!!」 純平が大きな声でそう言ったが気にせず教卓の下の空間に懐中電灯の明かりを当てた。
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