恐怖其の参 脱出不可能

8/16

32人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
聖夜「う、うわああああああ!!」 ガンッ!! 俺は恐怖のあまり尻餅をつき、尻餅をついた拍子に黒板に頭をぶつけた。 純平「聖也!?おい!どうしたんだよ!?聖也!!」 純平が俺に近付き、俺の肩を揺らした。 聖夜「ひ、人が…人が…」 純平「人?そんなの何処にいるんだよ」 聖夜「そこにいるだろ!!すぐ目の前…」 …!? 聖夜「あ、あれ…?」 いない…!? 純平「どうしたんだよ…大丈夫か?」 聖夜「あ、ああ…悪い…」 俺は立ち上がり、汗を服の袖で拭った。 聖夜「(幻覚…だったのか…?)」 純平「気にする事ねぇよ。俺だって…」 ガタガタガタ!! 二人「!!!!」 ガタガタガタガタ!! 純平「な、なんだよ…これ!?」 ガタガタガタガタガタガタ!! 教室内の全ての机が揺れている 地震かと思ったが、そうじゃない 何故なら俺達が立っている床が揺れていないからだ つまり…机は独りでに動いている
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!

32人が本棚に入れています
本棚に追加