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聖夜「う、うわああああああ!!」
ガンッ!!
俺は恐怖のあまり尻餅をつき、尻餅をついた拍子に黒板に頭をぶつけた。
純平「聖也!?おい!どうしたんだよ!?聖也!!」
純平が俺に近付き、俺の肩を揺らした。
聖夜「ひ、人が…人が…」
純平「人?そんなの何処にいるんだよ」
聖夜「そこにいるだろ!!すぐ目の前…」
…!?
聖夜「あ、あれ…?」
いない…!?
純平「どうしたんだよ…大丈夫か?」
聖夜「あ、ああ…悪い…」
俺は立ち上がり、汗を服の袖で拭った。
聖夜「(幻覚…だったのか…?)」
純平「気にする事ねぇよ。俺だって…」
ガタガタガタ!!
二人「!!!!」
ガタガタガタガタ!!
純平「な、なんだよ…これ!?」
ガタガタガタガタガタガタ!!
教室内の全ての机が揺れている
地震かと思ったが、そうじゃない
何故なら俺達が立っている床が揺れていないからだ
つまり…机は独りでに動いている
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