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可憐「えぇ!?」
聖夜「可憐…俺がお前を絶対に遅刻させねぇ!!例え遅刻したとしても…俺が絶対に守ってやる!!」
可憐「いや、なんか嬉しいというかカッコいい言葉言ってるみたいだけど使い所間違ってるよ!?」
聖夜「いいじゃん…一回使ってみたかった言葉なんだよ…とりあえず走るぞ!!」
パシッ…
俺は可憐の右手を掴んだ。
可憐「ふぇっ…!?」
聖夜「転ばないように気をつけろよ!!」
可憐「ほぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
俺はアニメみたく砂ぼこりをあげて走り、可憐はアニメみたく右手を掴まれながら宙を浮いていた。
学校の時計は8時29分を差していた。
なんとか間に合ったようだ。
聖夜「ゼェハァ…ゼェハァ…ゼェハァ…ゼェハァ…ゼェハァ…ゼェハァ…お…ゼェゼェ…は…ゼェゼェ…よう…ゼェゼェ…ごさい…ゼェゼェ…ます…ゼェハァ…ゼェハァ…」
俺は息を切らし、汗だくになりながらも、校門にいた先生に挨拶した。
先生「おはよ~うございまぁ~す!!ギリギリセーフだったねぇ~!!大丈夫~?」
この元気な先生は俺達の担任で、名前は大久保 楓(おおくぼ かえで)。年齢23歳と若く、顔も可愛いくて、学校の男子に人気がある先生だ。
聖夜「大丈夫…じゃ…無いかも…しれません…」
大久保「ありゃりゃ…こりゃ重症だね。おはよ!!可憐ちゃん!!」
可憐「…」
大久保「可憐ちゃん?」
可憐「ふぇ!?あ、おおおおはようごじゃいましゅぅ!!」
大久保「ん?どうしたの~?……あ~、なるほどね~…」
先生は可憐の手を見ながら言った。
大久保「もう!!朝からお暑いねぇ!!ヒューヒュー!!」
可憐「うぅ…///」
聖夜「?」
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