恐怖其の参 脱出不可能

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聖夜「っ!?」 振り返ると同時にそんな事を言われた 振り返り、俺の視界に入った声の主は目が隠れる程長い白髪の前髪で、薄汚れた茶色の帽子とコートを羽織った至って普通の中年の男だった。 ???「お待ち シテ おりましたよ 天明寺 セイヤ 様」 掠れた声で、たまに間の開いたおかしな言動で話かけてきた。 待っていた…?じゃあコイツが俺に変なメールを送ってきたのか…!? 何の為に…? いや、そんな事より… 聖夜「アンタ…誰だ…?」 ???「瑣末 ナ 事 デス」 聖夜「アンタが俺にメールを…?」 ???「瑣末 ナ 事 デス」 聖夜「答えろよ!!」 俺は思わず叫んでしまった。 ???「余り オイカリ になら ナイ 方が 宜しいかと イカリ は 思考 ヲ 錯乱 させ マス よ」 聖夜「…チッ」 確かにコイツの言う通りだ…冷静にならなくては… ???「冷静 ニ なられ マシタ か」 聖夜「…あぁ」 ???「そう デスカ では レイセイ になら レタ とこ ロデ」 そう言うと中年の男は右腕を前に出し、指を四本立たせた。 ???「ダイ 四 ノ 絶望 ト 鮮血 ノ 世界 ヘト ご案内 イタシ ましょう」 全身の体温が一気に抜けた感じがした
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