32人が本棚に入れています
本棚に追加
聖夜「っ!?」
振り返ると同時にそんな事を言われた
振り返り、俺の視界に入った声の主は目が隠れる程長い白髪の前髪で、薄汚れた茶色の帽子とコートを羽織った至って普通の中年の男だった。
???「お待ち シテ おりましたよ 天明寺 セイヤ 様」
掠れた声で、たまに間の開いたおかしな言動で話かけてきた。
待っていた…?じゃあコイツが俺に変なメールを送ってきたのか…!?
何の為に…?
いや、そんな事より…
聖夜「アンタ…誰だ…?」
???「瑣末 ナ 事 デス」
聖夜「アンタが俺にメールを…?」
???「瑣末 ナ 事 デス」
聖夜「答えろよ!!」
俺は思わず叫んでしまった。
???「余り オイカリ になら ナイ 方が 宜しいかと イカリ は 思考 ヲ 錯乱 させ マス よ」
聖夜「…チッ」
確かにコイツの言う通りだ…冷静にならなくては…
???「冷静 ニ なられ マシタ か」
聖夜「…あぁ」
???「そう デスカ では レイセイ になら レタ とこ ロデ」
そう言うと中年の男は右腕を前に出し、指を四本立たせた。
???「ダイ 四 ノ 絶望 ト 鮮血 ノ 世界 ヘト ご案内 イタシ ましょう」
全身の体温が一気に抜けた感じがした
最初のコメントを投稿しよう!