恐怖其の壱 断末魔

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カツカツカツカツ… 先生「え~…ここは…え~と…まあ、なんやかんやでこーなってここをあーしてこーすれば出来ま~す…」 時間が経つのは早いもので、現在4限目の数学を受けている。数学の先生が適当過ぎて、毎回クラスの数学の成績が平均的に悪い。 まあ、真面目な先生が数学を教えても俺の成績はあんまり変わらないと思うけど… 前の席を見ると、純平が座っていて、机にとっぷして寝ていた。因みに1限目から… 聖夜「(…ったく、相変わらずだな…)」 俺はそう思いながら隣を見た。 隣には可憐が座っていて、授業を真面目に聞いていた。 聖夜「(流石だ…流石だよ可憐…こんな適当な授業をちゃんと聞いてるなんて…でも逆に真面目に聞いてちゃ駄目だろ…)」 そう思いながら可憐をしばらく見てると、こっちに気づいたのか顔をこっちに向けた。 目が合った瞬間、可憐は顔を何故か真っ赤にして前を向いてしまった。 何があったんだ? 可憐の事を不思議に思いながらも、後ろ斜めに座っている、蓮に顔を向けた。 蓮は肘杖をついて窓をボーッとしながら見ていた。 すると、景色に飽きたのか、俺の方を向いた。 蓮は、俺が蓮の方に顔を向けてるのにびっくりしたのか、体をビクッ!とさせ、顔を赤らませながら俯いてしまった。 な、何故顔を赤らませる!? 俺は蓮に身の危険を感じてしまった。 先生「え~と、この式解くのメンドイから…そうだな…秋川、ちょいお前この式の答え言ってみろ」 純平は爆睡しているようで、当てられた事に気づいていない。 聖夜「おい、純平。お前当てられたぞ」 俺はそう言いながら純平の背中を叩いた。 純平「痛っ…いや、気持ちいい?」 聖夜「なんかに目覚めてないで、問題に答えろよ」 純平「問題?俺当てられたの!?すまん、全然聞いてなかった!!どんな問題か教えてくれ!!」 聖夜「初代から現在までのポケモンの名前を全て答えよだってよ」 純平「マジか!?簡単じゃねぇか!!フッヘッヘッヘッヘッ…先生…俺をなめんなよ?ポケモンの神と呼ばれているこの俺の知識を!!」
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