恐怖其の壱 断末魔

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俺達は屋上への扉に着き、開けた。 ガチャッ… ???「あれぇ?聖夜君に可憐ちゃんに蓮君だぁ~♪」 扉を開いた瞬間、女の子が座っているのが見えた。 つーか地味に今、純平無視されたよな?www 聖夜「ん?東条、お前も屋上で弁当食ってんのか」 純平「ハァハァ…相変わらず可愛いねぇ…その子供っぽい顔…つまりロリフェイスはもう兵器だよ…ハァハァ」 ???「僕、子供じゃないもん!!」 この頬を膨らませている僕っ娘は、東条 紅葉(とうじょう くれは)。顔は純平の言う通り子供っぽく、身長も俺の胸ぐらいの低さで、小学6年生ぐらいにしか見えない。因みに俺達の後輩で、高校1年生だ。 純平「グハァッ!!萌えた…萌え尽きたよ……我が生涯に一辺の…」 ???「おっと…お待ちなせぇ…こんなことで生涯を終えたら勿体ねぇですぜ…これから先もっと萌えることがあるかも知れねぇってのに…」 純平「はっ…!!そうか…そうだよな!!危ねぇ…危うくラオウ様の名言を言いながら昇天するところだった…凌空!!助けてくれてありがとう!!」 凌空「ハハッ、どういたしまして。でもな…俺の従妹に手ぇ出したら容赦しねぇぞ…?」 殺気溢れる目で純平を見てるこいつは、東条の従兄。は桐生 凌空(きりゅう りく)。時々、昔の人みたいな喋り方をする。 純平「て、手ぇ出す訳ねぇだろ~!!全く凌空は心配性だな~!!HA☆HA☆HA☆」 凌空「お主がそうやって言っても信用ならぬな」 東条「お兄、信用してあげて。秋川君が可哀想だよ。それに私は大丈夫だよ。お兄はいつもいつも私の事を心配しすぎ!!」 凌空「…分かったよ」 純平「…シスコンめが…」 凌空「自覚してます」
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