29人が本棚に入れています
本棚に追加
/36ページ
「ほれっ!那奈にお見舞い持ってきたでぇ。」
「ありがとう。」
ちょっとしんどそうで薬の影響でたまに気が飛んでしまいそうになってる那奈を見て泣きそうになったがとりあえず笑って話そうって思ってたら…。
「マンガ読む?」
「えっ?マンガ?」
「○○が買ってきてん。」
「あっ黒執事だ…
あれ?たしかアニメやってて最終回したやんな?」
「私はアニメ見てないからわからないんだけどね。」
「えっ!
そうなんやぁ。
あっ帯に第2するって書いてるわ。
みなあかんなぁ。」
そう言いながら僕はマンガをパラパラしていました。
「あっせや!
お見舞いなぁグルーミーやねん!」
「えっ?血付き?」
「いやいや。
血が付いてるバージョンもあるんやけど病院に血付きはどうなんって言われてさ。」
「血が付いてるからグルーミーやのに!
付いてないとただのクマのぬいぐるみやな。」
などなど1時間ぐらい話して帰る事にしました。
那奈が寂しそうな顔をしてたが疲れさせたらかわいそうだったので帰りました。
帰り道那奈の妹とお母さんに会ったのでぬいぐるみになんならファブリーズしてくださいって話ながら帰って行きました。
今思うともっと居たらよかったと後悔しています。
最初のコメントを投稿しよう!