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僕も那奈に触ってみた。
那奈は冷たくて初めておでこ触ったなぁって思いながら涙をこらえるのに必死だった。
あぁ…
那奈はもう帰ってこない…
あぁ…
二度と話はできない…
あぁ…
那奈の嘘つき…
もっと僕と生きるって言ったじゃないか!
僕はずっと頭の中で呪文の様に那奈に話しかけていた。
那奈は僕が喋らなくても気持を読み取り行動してくれてた…。
僕を助けてくれる人はたった一人…。
君だよ?那奈…。
そう色々考えながら僕はろうそくや線香を見つめていた。
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