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俺は指紋を取られ、捕まっていた男子生徒の指紋も取られ、検査結果が出るまで数日間かかった。
「検査結果が出ました」
数日後、警察の人が教室に入り、検査結果を黒板に貼り教室を出て行った。
恐らく校長室に検査結果を報告に行ったのだろう。
俺は黒板に貼られている、写真についていた指紋と自分の指紋を比べたが一致せず、捕まっていた男子生徒の指紋と一致していた。
「嘘…じゃあ今まで瓦谷木がやったんじゃなかったの…?」
クラスが一瞬でざわつき始め、俺の潔白が証明された。
「ごめん瓦谷木君、本当にごめん!!つらかったよね?つらかったよね?」
何度も頭を下げて、唯と呼ばれる女子生徒は謝ってきた。
「わりい、瓦谷木!!俺は本当にお前がやったと思ってたんだわ」
「てことはあいつが真犯人…ってあいつは!?」
「逃げたのか!?」
「いや…さっき逃げようとしてたみたいだけど、体育教師の奴に見つかって捕まってたぜ」
一人のトイレに行っていた男子生徒が教室に戻ってそう言った。
「そっか…よかったね瓦谷木君」
「私他のクラスの子に言ってくる」
こうして本当の犯人は俺じゃなかったという事が広まり俺の誤解も解けた。
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