崩壊

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俺がその席を黙ってみていると担任の教師が教室に入ってきた。 「お前ら席に着けー」 教室内の生徒全員が席に着き、俺も席にあるぞうきんやゴミをどけて座った。 その後普段通りにHRが行われた、俺の席がこんな事になっているのにもかかわらず。 「瓦谷木、後で職員室に来い」 普段とは違う冷たい態度で俺を呼んだ。 あれだけ信頼を得ていた教師にこんな態度を取られるとは思いもしなかった。 その後職員室に呼び出された俺は事情を話し続けた。 「本当です、俺はやってない!誰かがあの写真を入れたんだ!」 「だけどなー瓦谷木、実際お前が写真を撮る所を見たって奴が数人いるんだ」 こちらの話しを聞くつもりがないのか、担任は机の方を向いて俺に視線を合わそうとしない。 「だからそいつらが組んで俺をはめようとして…!!」 俺がそう言い終わったと同時に教頭が俺の鞄を持って職員室に入ってきた。 「やっぱりでしたよ」 「そうですか、わざわざありがとうございます」 教頭は俺の鞄を担任の机の上に置くと、自分の机に戻って行った。
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