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ピッピッと電子音が響く部屋、その中にあるベッドからユルユルと腕が伸び電子音が鳴っている目覚まし時計を止める。
「うっうーん」
「おい、ツナ!起きろ!」
チャキッ、上から下まで漆黒の服に身を包んだ赤ん坊が掛け布団とシーツの間から出た茶色のくせっ毛目掛け銃口を向ける
「うわぁ!起きる!起きた!」
ガバッと中からツンツンとした栗色の髪をした少年が起き上がる。
「うっせぇ!」
バンッ
「うお!リボーンあっ危ないだろ!」
ツナの右ギリギリの所が穴があき、リボーンの持っている銃口からは、煙が出ていた。
「おめぇが起きるのが遅いからだ。」
「だからって撃つことないだろ!」
「ふん、いいから早く準備しろ!出掛けるぞ!」
「えっ何処に?」
「良いところだ!」
ニヤリとリボーンが笑った瞬間。
ピンポーンとインターホォンがなる。
「おっ来たな。」
「えっ誰が?」
「ツナ~、来たぜ~!」
「十代目~お待たせしました!」
「パオパオ老師~!稽古をつけてくれるとはまことか!」
玄関に現れた、守護者の面々は何故か黒いスーツを着て中のワイシャツは、獄寺が赤、山本が青、了平が黄色、クロームと骸がインディゴ、雲雀がバイオレット。
「えっ!みんなどうしたのその服?何で?」
「俺が呼んだんだ。よし、クロームと骸に雲雀も居るな。家の前のマイクロバスに乗ってろツナの支度がすんだら空港に行くぞ!」
ブロロロッ
此処は、マイクロバスの中
「じゃあ、そろそろ話すぞ!」
「うっうん」
「コレから、おまえ等を世界会議場に行って世界の情勢など各国の奴らと親睦を深めてもらう。」
「な何言ってるんだよ!そんな所俺達みたいな子どもが入れる訳ないだろ!」
「そんな事は、大丈夫だ、おまえ等みたいな小さい奴だっているし、言葉は皆日本語話せる。あぁ、中にはヤバイ奴も居るから気付けろよ。」
「いっいやだー!」
ツナが頭を抱えうなだれると。
「大丈夫ですよ十代目!十代目に危害を及ぼすようなら俺が爆破しますんで。」
獄寺は、懐からダイナマイトを取り出し意気揚々に話す。
「止めとけ、獄寺、あいつ等は各国の代表だそんな事したら外交問題だ、それにお前じゃ倒せない。」
リボーンはまたもやニヤリと笑った。
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